本日の通読箇所「詩編5:1~8」
主よ、朝ごとに、わたしの声を聞いてください。朝ごとに、わたしは御前に訴え出て あなたを仰ぎ望みます。
(詩編5編4節)
「保護を求める朝の嘆願」:個人的嘆願の朝の祈りです。この詩編の1節には、【指揮者によって。笛に合わせて。賛歌。ダビデの詩。】と書かれています。「笛に合わせて」とあるように、詩編は歌われることが多かったようです。
この詩編第5編も、聖歌集5番、6番、7番、15番の歌詞に使われています。15番は「くる朝ごとに」と題名を聞いただけでメロディーが自然に出てきそうな曲です。いずれの曲も、「朝の礼拝」というカテゴリーに入れられています。
作者は朝から、どのようなことを祈っていたのでしょうか。それは「叫び」でした。詩編にはこのように、自分が置かれた状況を神さまに伝え、「何とかして欲しい」と願う嘆願の祈りが多く見られます。そのような詩編にも心を向けて、わたしたちも祈りましょう。