本日の通読箇所「詩編5:9~13」
あなたを避けどころとする者は皆、喜び祝い とこしえに喜び歌います。御名を愛する者はあなたに守られ あなたによって喜び誇ります。
(詩編5編12節)
この詩編5編では、作者は偽証によって窮地に落とされているようです。旧約聖書の十戒には、「偽証してはならない」という掟が書かれています。どんな理由であれ、隣人に対して偽証することは、神さまに背くことになります。
その「裁き」を神さまにお委ねするというのがこの詩の内容になっていますが、わたしたちの日常の中では「真実(真理)」が立ち位置によって変わってしまう、つまり何が正しいのか判断が難しいという事例もみられます。
他者とのトラブルを神さまにお委ねする。人間的とも思える行為ですが、「毒麦を育つままにしておきなさい。裁きは神さまにお任せしなさい」と語られたイエス様の言葉を思い起こすと、とても大事な視点なのかもしれません。