本日の通読箇所「ガラテヤの信徒への手紙2:6~10」
ただ、わたしたちが貧しい人たちのことを忘れないようにとのことでしたが、これは、ちょうどわたしも心がけてきた点です。
(ガラテヤの信徒への手紙2章10節)
エルサレムの使徒会議を経て、ペトロたちは割礼を受けている人々(ユダヤ人)に、パウロやバルナバは割礼を受けていない人々(異邦人)に福音を伝えていくことになりました。そこには何の上下関係などありません。
「神は人を分け隔てなさいません」という言葉は、「神は人を偏って見ることはない」という意味です。旧約聖書には、救いはまずユダヤ人に訪れるという考え方がありました。そこからユダヤ人の「選民思想」も生まれていきます。
しかし「新しい契約(新約)」においては、救いはイエス様を通してすべての人に同じように与えられるとされます。わたしたちの中には「選民意識」はないでしょうか。わたしたちは神さまの憐れみによって、ただ一方的に呼ばれたのです。