本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一10:7~13」
これらのことは前例として彼らに起こったのです。それが書き伝えられているのは、時の終わりに直面しているわたしたちに警告するためなのです。
(コリントの信徒への手紙一10章11節)
パウロはここで、出エジプトの際に滅ぼされたイスラエルの人々について言及します。彼らは偶像を礼拝し、みだらなことをし、神さまを試み、不平を言い続けました。そのため滅んでしまったのです。
ここで覚えておきたいのは、昨日の箇所で触れたように彼らの出エジプトの出来事は「洗礼と聖餐の予型」だということです。しかし「洗礼と聖餐」に与ったとしても、神さまの怒りを逃れることはできなかったのです。
コリントの人たちは、自分たちはすでに洗礼と聖餐の恵みの中にいるのだからもう安心だと考えていました。そして放縦な生活をしていましたが、その先には滅びが待っているということをパウロは伝えるのです。