日ごとの聖書(1月16日)

本日の通読箇所「詩編9:1~11」

主よ、御名を知る人はあなたに依り頼む。あなたを尋ね求める人は見捨てられることがない。

(詩編9編11節)

「虐げられた者を救う主」:敵から救ってもらったことについての個人的感謝の歌です。表題にある「ムトラベン」というものが何なのかは、はっきり分かっていません。オーボエやハーブに合わせてという意味ではないかとも言われています。

ユダヤの人々はこのダビデの個人的な感謝の詩を歌いながら、自分たちの経験を重ね合わせていきます。彼らイスラエル民族には、苦い思い出がありました。それはバビロン捕囚という、列王記下24章にある出来事です。

その苦難の中から救われた喜びを、この詩では歌っています。わたしたちにはよその国に無理やり連れて行かれるという経験はないかもしれません。しかし暗闇の中に光を与えられたことはあるでしょう。そのときにこそ、この詩のように神さまに感謝したいものです。