本日の通読箇所「創世記30:25~36」
今日、わたしはあなたの群れを全部見回って、その中から、ぶちとまだらの羊をすべてと羊の中で黒みがかったものをすべて、それからまだらとぶちの山羊を取り出しておきますから、それをわたしの報酬にしてください。
(創世記30章32節)
ヤコブは生まれ故郷に帰して欲しいと、ラバンに求めます。ヤコブがラバンの下で働いている期間は少なくとも14年でした。その間、子どもも多く生まれ、家畜などの財産も増えていったようです。
そのことを知っているラバンは、ヤコブを手放したくありませんでした。ヤコブを通して神さまの祝福が与えられていることに、気づいていたのです。そこでラバンは報酬を支払うので、これまで通り働いてほしいと持ち掛けます。
ヤコブはその願いに応え、もう一度群れを飼い、世話をすることを約束します。そしてぶちとまだらなど、羊や山羊の一部を報酬としてもらいたいと提案します。ただし当時ぶちやまだらのものは、価値がないと思われていたようです。