本日の通読箇所「マルコによる福音書5:21~43」
イエスはその話をそばで聞いて、「恐れることはない。ただ信じなさい」と会堂長に言われた。
(マルコによる福音書5章36節)
会堂長ヤイロはイエス様の足元にひれ伏し、一緒に来てほしいと願いました。彼の幼い娘が死にそうだったのです。
会堂長は一般的に裕福で、社会的にも影響力を持つ人物がなっていたようです。ユダヤ人社会の中では、とても高い地位にありました。その彼が使いを送ることなく、自らひれ伏してイエス様に願います。彼はそれほど必死でした。
ところがイエス様は、12年間出血が止まらない女性のために時間を費やし、結果的にヤイロの娘は死んだという知らせが入ります。そのヤイロにとって最悪の状況の中、「恐れるな、信じなさい」とイエス様は語るのです。祈りが自分の思い通りに聞かれないと感じること、多々あります。そのときにはこの物語を思い出したいものです。