日ごとの聖書(1月 3日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書2:1~12」

学者たちはその星を見て喜びにあふれた。

(マタイによる福音書2章10節)

マタイによる福音書に描かれるイエス様の誕生物語は、ルカ福音書と比べると少し寂しいかもしれません。マリアにみ告げを伝える天使ガブリエルも、羊飼いも、宿屋も、飼い葉おけも、何も出てこないからです。

救い主の誕生は、ユダヤの王様でも、祭司や律法学者でもなく、東方の占星術の学者(新しい聖書では博士と翻訳されています)に伝えられました。これはイエス様はユダヤという小さな世界のためだけでなく、世界中の人のためにお生まれになったということなのではないでしょうか。

占星術の学者たちは、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げました。幼稚園などでのクリスマス劇では「三人の博士」が登場し、それぞれ歌いながらお金、油、お薬を持ってくる場面があります。そのあとみんなで「心をおささげします」という4番を歌います。わたしたちはイエス様に、何をおささげするのでしょうか。