本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一4:1~5」
自分には何もやましいところはないが、それでわたしが義とされているわけではありません。わたしを裁くのは主なのです。
(コリントの信徒への手紙一4章4節)
パウロは、コリントの人たちと自分自身、つまり「わたしたち」は、神さまの秘められた計画をゆだねられた管理者だと書きます。支配者ではなく、管理者です。神さまは天地創造のときに、人間にすべてを「管理」させました。
管理とは、すべてを自分の思うように用いて良いということではありません。そうではなく神さまの目に良しとされるように、すべてのものを整えていくことです。わたしたちはそのことを勘違いし、自然破壊を繰り返してきたのです。
コリントの人たちにもパウロは、管理者になるように求めます。それは自分たちが正しい者として立ち振る舞うのではなく、裁きはすべて神さまに任せることも意味します。わたしたちも教会の「管理」を神さまに任されているのだということを、覚えておきましょう。