日ごとの聖書(1月14日)

本日の通読箇所「創世記4:1~7」

もしお前が正しいのなら、顔を上げられるはずではないか。正しくないなら、罪は戸口で待ち伏せており、お前を求める。お前はそれを支配せねばならない。

(創世記4章7節)

エバはカインとアベルという兄弟を産みます。子どもが与えられることは神さまの祝福だと考えられていましたから、神さまは追放してもなお、人間を祝福されているということを覚えておきたいと思います。

カインは農耕を、アベルは遊牧を生業とします。そしてそれぞれささげ物をささげますが、神さまはアベルの物にのみ目を留められました。アベルの物は「肥えた羊の初子」とわざわざ書いてあるのに対し、カインの物は「土地の実り」としか書かれていません。

アベルが最上の物を厳選して神さまにささげたのに、カインはその辺にある収穫物をささげたから神さまの怒りを買ったのか、それとも他の理由があるのかはわかりません。ともかくカインは神さまに対して怒り、その怒りの矛先は弟アベルに向けられていきます。