日ごとの聖書(6月 7日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書12:38~13:2」

イエスは、弟子たちを呼び寄せて言われた。「はっきり言っておく。この貧しいやもめは、賽銭箱に入れている人の中で、だれよりもたくさん入れた。」

(マルコによる福音書12章43節)

律法学者は、「人から見てどう見えるのか」をとても大切にしていたようです。長い衣をまとうことで自分は偉いのだとアピールし、広場で挨拶されることによって自分が特別な人間であると人々に知らしめました。

また上席に座ることで人々の尊敬を集め、長い祈りでありがたみを増していました。ちなみに祈りを長くすることで、祈祷料も多く要求していたようです。

それらは神さまの目から見たら、まったく意味のないものです。レプトン銅貨2枚(現在の価値で130円くらい)であっても、持てるすべてを投げ入れたやもめの献金に、神さまは目を留められるのです。