日ごとの聖書(6月12日)

本日の通読箇所「創世記40:20~23」

ところが、給仕役の長はヨセフのことを思い出さず、忘れてしまった。

(創世記40章23節)

ヨセフの夢の解き明かしは正しかったようです。給仕役の長は元の仕事に戻ることができました。そして料理役の長は処刑されてしまいました。どちらもヨセフが言ったとおりの結果となりました。

料理役の長を助けることはできなかったのだろうか、ファラオにそのような進言をすることはできなかったのだろうか。そのように考えてしまいますが、聖書の興味はそこではありませんでした。

「ヨセフが夢を解き明かすことができることを、給仕役の長が知った」ということが大事なのです。そしてこの出来事が、今後のヨセフ、そしてイスラエルの運命を左右することになります。ただし今回は、給仕役の長は自分のことで精一杯で、ヨセフのことは忘れてしまいます。