「子どものように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」
(マルコによる福音書10章15節)
2024年の年間聖句は、以下のみ言葉です。
「子どものように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。」(マルコによる福音書10章15節)
イエス様に触れていただこうと人々が子どもたちを連れて来たときに、弟子たちはその人々を叱ったそうです。それを見たイエス様は憤り、弟子たちにそのように言われました。では「子どものように」とは、一体どういうことなのでしょうか。
「子ども」は、聖書の時代も今も、とても弱い存在です。誰かの守りや助けがないと、生きていくことができません。わたしたち人間も、神さまの前ではとてもちっぽけな存在です。しかし自分の力を信じ、自分の力だけで生きていけると過信したときに、わたしたちの歩みは神さまの思いから遠く離れたものになってしまうのかもしれません。
そうではなく、「子どものように」神さまにより頼みなさいとイエス様は言われます。小さな子どもがおうちの人の手をギュッと握りしめるように、疲れたときに大きな背中におぶさって安心して眠るように、わたしたちも神さまにすべてを委ねて、歩んでまいりましょう。