日ごとの聖書(9月4日)

本日の通読箇所「出エジプト記14:1~4」

するとファラオは、イスラエルの人々が慌ててあの地方で道に迷い、荒れ野が彼らの行く手をふさいだと思うであろう。

(出エジプト記14章3節)

驚くべきことに、神さまはイスラエルの人々にせっかく逃げてきた道を引き返すように伝えます。それは彼らが荒れ野で道に迷ったと思わせるため、簡単に言うとファラオたちを罠にかけるためでした。

神さまはさらに、ファラオの心もかたくなにします。つまり明日以降の箇所に出てくる場面、エジプト軍がイスラエルの人々を追ってきたというのは、神さまのご計画だったということになります。

聖書はこのように、「聖戦」という考えを支持しているようにみえます。それは旧約聖書に顕著に見られ、十字軍や対テロ戦争など、極端な思想を生み出していきました。わたしたちが聖書を読むときには、「敵を愛せ」と言われたイエス様の言葉を忘れないようにしましょう。