本日の通読箇所「ルカによる福音書22:7~13」
すると、席の整った二階の広間を見せてくれるから、そこに準備をしておきなさい。
(ルカによる福音書22章12節)
過越祭には大勢のユダヤ人がエルサレム神殿を訪れました。成人男子のユダヤ人は必ず行かなければならなかったのです。そのため道は混雑するし、宿は一杯だし、食事をする場所さえもままならなかったかもしれません。
そのときイエス様は、ペトロとヨハネに不思議なことを告げます。出会った人についていけば、そこに席が整えられているというのです。イエス様はあらかじめ、こっそり話をつけていたのでしょうか。
そうではないと思います。すべての出来事が神さまの計画の中にあるということを、聖書は伝えているだと思います。この食事は、わたしたちが教会で大切にしている「主の晩餐」です。その席が神さまによって備えられたということ、そこに大きな意味があるのです。