日ごとの聖書(6月 14日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書14:22~31」

一同が食事をしているとき、イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱えて、それを裂き、弟子たちに与えて言われた。「取りなさい。これはわたしの体である。」

(マルコによる福音書14章22節)

イエス様が十字架の直前に弟子たちと囲んだ食卓は「最後の晩餐」と呼ばれ、今もキリスト教会では大切にされています。裂かれるパンはイエス様を想起させ、その体と血によって生かされていることを思い起こさせます。

この食事の場には、イエス様を売り渡すイスカリオテのユダもいました。イエス様はユダが裏切ることを知っていましたが、ユダを含む「皆」が杯から飲みました。すべての人が、食卓の交わりに加えられたのです。

そしてイエス様は、「神の国で飲む時までぶどうの実から作ったものを飲むことはしない」と言われます。その言葉は、「神の国でいつの日か、あなたたちと祝宴をあげよう」と言われているようにも聞こえます。その祝宴に、わたしたちも招かれるのです。