日ごとの聖書(6月28日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙5:15~21」

一人の人の不従順によって多くの人が罪人とされたように、一人の従順によって多くの人が正しい者とされるのです。

(ローマの信徒への手紙5章19節)

アダムの罪によって、わたしたちもまた罪を背負って生きる者となりました。そう言われると、何だか不条理な気がします。親が借金をしてそれを相続するのと、何だか似ているような気がします。

絵を書いていて失敗したときに、上から白い色を塗ってやり直すことがあります。薄い色の上だったり、少ない面積だったりしたらまだ修復可能ですが、全面真っ黒に塗られた後だったら、その作業は大変です。

イエス様の十字架は、その黒い色を真っ白に変えてくれるものなのかもしれません。紙の色は本質的には黒いままでも、白い色をかぶせることによって白にする。わたしたちも「キリストを着る」ことによって、義とされるのです。