本日の通読箇所「ガラテヤの信徒への手紙1:6~10」
ほかの福音といっても、もう一つ別の福音があるわけではなく、ある人々があなたがたを惑わし、キリストの福音を覆そうとしているにすぎないのです。
(ガラテヤの信徒への手紙1章7節)
パウロの他の手紙では、あいさつの後に感謝や賛辞が書かれることがほとんどでした。しかしこの手紙では、いきなり本題に入っていきます。パウロには、「必ず伝えなければ」という熱い思いがあったようです。
パウロが怒っているのは、「ほかの福音」に人々が簡単に乗り換えようとしていることでした。しかもそれは、「福音」とは呼べないもののようです。それが何なのかは、後ほど語られていきます。
ただパウロの言葉に「呪われるがよい」という文字が二度出てくるのは少し怖い気がします。わたしたちが誰かから手紙を受け取ったとき、あいさつのあとにこのような言葉が並ぶと、震えあがってしまいそうです。




