日ごとの聖書(1月12日)

本日の通読箇所「創世記3:14~19」

お前は顔に汗を流してパンを得る 土に返るときまで。お前がそこから取られた土に。塵にすぎないお前は塵に返る。

(創世記3章19節)

聖書学の用語で「原因譚」という言葉があります。わたしたちの身の周りにある事柄を説明するために、その原因を聖書の物語に遡らせることを言います。今日の箇所の中にも、いくつか登場します。

なぜ蛇はあんなに気持ち悪い姿で這いまわるのか。なぜ多くの女性は蛇を嫌うのか。なぜ出産は苦痛を伴うのか。なぜ労働はしんどいのか。それらの原因を、聖書の中に見出すのです。さらに人間の罪も、アダムとエバから始まった「原罪」だと理解するのです。

しかしアダムとエバの罪の結果、人間と神さまとの関係が壊れてしまったということは押さえておきたいと思います。この断絶を修復するために、イエス様がわたしたちの間に来てくださったのですから。