日ごとの聖書(12月 9日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書14:1~14」

イエスは言われた。「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない。

(ヨハネによる福音書14章6節)

ヨハネ福音書の14~16章は「告別説教」と呼ばれる箇所です。イエス様には弟子たちとの別れを前に、伝えておかなければならないことがたくさんあったのでしょう。その冒頭に語られたのが、「わたしの父の家には住む所がたくさんある」という言葉でした。

この箇所は、お葬式や逝去者記念式の時に読まれることも多いです。しかし同時に、今を生きるわたしたちに対する希望の言葉としても、心に留めておきたい言葉です。「イエス様が用意してくださるわたしたちの場所」、想像しただけでもワクワクしませんか。

続けて、「わたしは道であり、真理であり、命である」という言葉を残されました。イエス様を通らなければ、そしてイエス様の命をいただかなければ、わたしたちは歩むことはできないのです。聖餐を受けるときに、この言葉を思い起こしたいと思います。