日ごとの聖書(12月 8日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書13:31~38」

あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。

(ヨハネによる福音書13章34節)

ユダが去った後、イエス様は「新しい掟」を弟子たちに与えます。それは「互いに愛し合いなさい」ということです。ただしこう付け加えられています。「わたしがあなたがたを愛したように」と。

それではイエス様はどのように、弟子たちを愛されたのでしょうか。「愛」という言葉は日本語では異性間や家族など限定された関係で使われることが多いのですが、聖書の「愛」は一方的で見返りを求めず、シャワーのように与えられるものをあらわします。

初期の日本語の聖書の中には、この言葉を「御大切」と翻訳したものがありました。イエス様が不完全な弟子たちのことをとにかく大切にしたように、あなたたちもお互いのことを大切にしなさい。これがイエス様の与えられた「新しい掟」なのです。