日ごとの聖書(2月 19日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書13:34~43」

毒麦を蒔いた敵は悪魔、刈り入れは世の終わりのことで、刈り入れる者は天使たちである。

(マタイによる福音書13章39節)

ここでもイエス様の口から「なぜたとえを用いるのか」という説明が語られます。この箇所を読む限り、ずっと隠されてきたことがイエス様によって明らかにされたという意味にとれます。

続いて毒麦のたとえの説明に入ります。ここも後の時代の人による加筆だという説があります。聖書の中では二元論といって、善か悪か、白か黒かとはっきり二分させる考え方が多くみられます。

しかし実際はどうでしょうか。あるとき子どもに「神さまはどこにいる?」と聞いたところ、胸のあたりを指しました。続いて、「じゃあ悪魔は?」と聞いたら、同じように胸のあたりを指して、「悪魔も一緒にいるよ」と答えました。わたしたち人間は、白にも黒にもなれないのです。