本日の通読箇所「詩編71:16~24」
わたしが老いて白髪になっても 神よ、どうか捨て去らないでください。御腕の業を、力強い御業を 来るべき世代に語り伝えさせてください。
(詩編71編18節)
「わたしが老いて白髪になっても」と作者は書きます。人間社会の中では、年を取るとできることが限られ、自分は役に立たないのではないかと考えてしまう人がいます。確かに若い頃のようには動けないでしょう。
そしてこう言わるるのです。「もう、祈ることしかできなくって」と。いやいや、と思います。「祈ること」が一番大切なことだからです。教会とその交わりの中で、必要ない人など存在しないのです。
「神さまは必ず祈りを聞き、わたしを用いてくださる」、その信頼の中で、歩んでいきましょう。そしてその思いを、次の世代にも伝えていくのです。それこそ白髪になって初めて、できることなのかもしれません。