日ごとの聖書(7月3日)

本日の通読箇所「詩編77:11~16」

神よ、あなたの聖なる道を思えば あなたのようにすぐれた神はあるでしょうか。

(詩編77編14節)

昨日の箇所の続きです。作者はどれだけ祈っても満たされない状況の中、神さまのことを深く思いめぐらしました。神さまの救いのみ手が変わってしまったのか、それとも自分が弱くされてしまったのか、その思いの中である出来事を思い起こします。

それは、出エジプトの出来事です。イスラエルの人々にとってこの救いの御業は、何物にも代えられない恵みでした。その出来事があったからこそ、自分たちにも救いが与えられるのだと信じることができたのです。

わたしたちは礼拝の中で、イエス様の降誕、生涯、十字架、復活という救いの御業を毎年想起していきます。それは過去の出来事を思い返すだけではなく、今もわたしたちに神さまのみ手が伸ばされているということを知るためなのです。