日ごとの聖書(7月2日)

本日の通読箇所「詩編77:1~10」

主の慈しみは永遠に失われたのであろうか。約束は代々に断たれてしまったのであろうか。

(詩編77編9節)

「昔を回想して救いを求めるイスラエルの祈り」:救いを求める個人の祈りです。表題にあるエドトンというのは、ダビデの時代の有名な指揮者の名前です。彼の編曲に合わせて歌うということのようです。

この詩の8~10節で、作者は叫びます。「主はとこしえに突き放し 再び喜び迎えてはくださらないのか。主の慈しみは永遠に失われたのであろうか。約束は代々に断たれてしまったのであろうか。神は憐れみを忘れ 怒って、同情を閉ざされたのであろうか。」

祈っても祈っても満たされない現実は、わたしたちにも訪れるものです。その中で作者は願うだけではなく、神さまのことを深く思います。思い続け、悩み、思い巡らしていく中で、彼の心には何が見えたのでしょうか。