日ごとの聖書(9月13日)

本日の通読箇所「詩編105:1~6」

主の僕アブラハムの子孫よ ヤコブの子ら、主に選ばれた人々よ。

(詩編105編6節)

「イスラエルの不思議な歴史」:ほめ讃えの賛歌です。この詩編105編は、イスラエルがどのようにしてつくられたのかが書かれています。6節にあるように、この詩はアブラハムの子孫である会衆に宛てて書かれています。

簡単に言うと、ここには神さまがどのようにしてアブラハムとの約束を果たされたのかということです。神さまは一方的に、イスラエルの民を選ばれました。その約束をわたしたちは「旧約(古い約束)」と呼びます。

聖公会ではイエス様の十字架によって、新しい約束(新約)が神さまと結ばれたと考えます。しかしユダヤ教や福音主義のキリスト教では、旧約も文字通りに守らなければいけない大切なものだとします。そのため、その約束を巡って争いが続くのです。