日ごとの聖書(3月4日)

本日の通読箇所「創世記17:9~14」

あなたたち、およびあなたの後に続く子孫と、わたしとの間で守るべき契約はこれである。すなわち、あなたたちの男子はすべて、割礼を受ける。

(創世記17章10節)

割礼という儀式は、エジプトやシリアなどにも広まっていました。ただしそれは「掟」というものではなく、習慣としておこなわれていたようです。男性の生殖器の包皮を切り取ることによって、ばい菌が入り込むことを防ぐ効果もあったようです。

ユダヤ人は、割礼をとても大事にしていきました。割礼を受けることで、救いの中に加えられると信じていたからです。そのためイエス様が天に昇られキリスト教が形づくられていたころ、割礼をどう捉えるべきかという議論が起こりました。

パウロは大切なのは割礼ではなく、信仰であることを常に説きました。「無割礼の異邦人」であったとしても、その信仰によって救われるというのです。このことはわたしたちにとっても、素晴らしい福音(グッドニュース)です。