日ごとの聖書(5月27日)

本日の通読箇所「創世記37:1~4」

兄たちは、父がどの兄弟よりもヨセフをかわいがるのを見て、ヨセフを憎み、穏やかに話すこともできなかった。

(創世記37章4節)

今日から物語の主人公はヨセフとなります。ヨセフはヤコブの12番目の子ども(女の子がディナ一人であったなら)でした。ヨセフの下には、ベンヤミンという弟もいました。

イスラエル(ヤコブ)がヨセフを溺愛した理由を、「年を取ってからの子だったから」と聖書は書きます。しかしベニヤミンの方がもっと後の子です。イスラエルはレアよりもラケルを愛していました。そのことも影響していたのかもしれません。

ヨセフは「兄たちのことを父に告げ口した(新しい聖書では『兄弟の悪い噂を父に告げることがあった』)」とあり、あまりよい性格とは言えないようです。もしくは正義感が強かったのでしょうか。ともかく父に贔屓されているヨセフを、兄弟は良く思いませんでした。