本日の通読箇所「創世記37:5~11」
ヨセフはまた別の夢を見て、それを兄たちに話した。「わたしはまた夢を見ました。太陽と月と十一の星がわたしにひれ伏しているのです。」
(創世記37章9節)
ヨセフは二つの夢を見ます。一つは兄たちの麦の束が、自分の麦の束の周りに集まってひれ伏すというもの。そしてもう一つは、太陽と月と11の星が自分に対してひれ伏すというものでした。
一つ目の夢を兄弟に話したときは、「兄さんたちの束」とはっきり言ったこともあり、兄たちは激怒し、ヨセフを憎むようになりました。さらに二つ目の夢には兄弟だけではなく父と母を示す太陽と月が登場します。
さすがに二つ目の夢を話すヨセフを、父イスラエルはとがめました。父や兄がひれ伏すということは、当時の社会においてあってはならないことだったのです。兄弟はますますヨセフを妬むようになります。