日ごとの聖書(7月12日)

本日の通読箇所「ローマの信徒への手紙8:26~30」

神を愛する者たち、つまり、御計画に従って召された者たちには、万事が益となるように共に働くということを、わたしたちは知っています。

(ローマの信徒への手紙8章28節)

聖公会の礼拝では、成文祈祷を用います。成文祈祷とはあらかじめ文字にされた祈りの言葉を唱えることです。自由祈祷と対照的に使われる言葉です。そのため聖公会の信徒は、自分の言葉で祈るのが苦手な方が多いと言われます。(みんなではありません)

祈るとき、何をどう祈っていいのか分からない、祈りの言葉がまったく口から出ない、そんなことはないでしょうか。そのようなときに、ふと頭の中に祈りの言葉が浮かぶことがあります。それがここでいう、「霊が祈りを助ける」ことなのかもしれません。

この霊を「聖霊」だと捉えると、「助け主」、「弁護者」としての働きがここに書かれているように思います。成文祈祷に慣れていても、たまに自由に祈るのも聖霊の働きを感じられて、いいことだと思います。