日ごとの聖書(3月10日)

本日の通読箇所「創世記18:23~33」

アブラハムは言った。「主よ、どうかお怒りにならずに、もう一度だけ言わせてください。もしかすると、十人しかいないかもしれません。」主は言われた。「その十人のためにわたしは滅ぼさない。」

(創世記18章32節)

ソドムを滅ぼすことを決意された神さまに対し、アブラハムは執り成しをします。「正しい人が50人いるかもしれない。その人たちも一緒に滅ぼすのか」というアブラハムの訴えを、神さまは聞き入れます。

わたしたちの執り成しの祈りも、神さまからみたらアブラハムの執り成しと同じようなものなのかもしれません。神さまと祈りの中で交渉をしていく。言い方はあまりよくありませんが、「しつこく」「執拗に」祈る姿勢も求められているのです。

アブラハムは50人から45人、40人、30人、20人、10人と、少しずつハードルを下げていきます。しかし結果的にソドムには、正しい人は10人もいなかったようです。5人、3人、1人と交渉を続けていけばよかったのに、と思ってしまいます。