本日の通読箇所「コリントの信徒への手紙一8:7~13」
ただ、あなたがたのこの自由な態度が、弱い人々を罪に誘うことにならないように、気をつけなさい。
(コリントの信徒への手紙一8章9節)
昨日の箇所に書かれていた「偶像に供えられた肉」に関して、パウロは続けます。そのような肉を食べたからといって汚れることなどないと確信できる人は、「強い人」だと言えるかもしれません。
しかし共同体の中には「そんなことして大丈夫なの?」と肉を食べるのを躊躇する人や、肉を食べたものの「こんなことしてしまった」と罪悪感にさいなまれる人も出てくるかもしれないのです。
パウロが言いたいのは、そのような「弱い人」を傷つけてはならないということです。教会にもいろんな人がいます。「このようなことは当たり前」という思いで周りの人を追い詰めることは避けていきましょう。