日ごとの聖書(4月9日)

本日の通読箇所「創世記25:27~34」

エサウはヤコブに言った。「お願いだ、その赤いもの(アドム)、そこの赤いものを食べさせてほしい。わたしは疲れきっているんだ。」彼が名をエドムとも呼ばれたのはこのためである。

(創世記25章30節)

申命記21章15~17節には「長子権について」という内容が書かれています。それによると、長子は他の子どもの2倍の財産を受け継いでいたようです。また土地も長子が相続していました。

エサウはそれほど大切なものを、たった一回の食事の代わりにヤコブに渡してしまいます。この行為は長子の権利を軽んずるばかりでなく、神さまのことをないがしろにすることだったのでしょう。

エサウは赤いもの(アドム)を欲したこともあり、エドムとも呼ばれます。エドム人は偶像を崇拝し、ユダヤ人と仲が悪かったそうです。この物語は、「エドム人の先祖はこんなひどいことをした」とも伝えているのです。