日ごとの聖書(9月8日)

本日の通読箇所「出エジプト記14:26~31」

モーセが手を海に向かって差し伸べると、夜が明ける前に海は元の場所へ流れ返った。エジプト軍は水の流れに逆らって逃げたが、主は彼らを海の中に投げ込まれた。

(出エジプト記14章27節)

葦の海を進んでいる間、神さまはエジプト軍をかき乱されました。そのためエジプト軍の中には、「もう逃げよう」という声をあげる人もいました。しかし神さまはモーセに次の指示を出させます。

モーセが次に手を伸ばすと、海の水が元に戻るというのです。それはエジプト軍の死を意味していました。ファラオの軍隊も含め、すべてが海の底に沈んでいくのです。このような旧約の記述を、わたしたちはどう受け取ればよいのでしょう。

実はエジプトの歴史書に、出エジプトのことは書かれていないそうです。60万人のイスラエルの人々がいなくなり、ファラオが亡くなったのにも関わらずです。聖書は神さまの偉大さを伝えるために、このような物語を載せたのでしょうか。