日ごとの聖書(12月 30日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書21:15~19」

三度目にイエスは言われた。「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」ペトロは、イエスが三度目も、「わたしを愛しているか」と言われたので、悲しくなった。そして言った。「主よ、あなたは何もかもご存じです。わたしがあなたを愛していることを、あなたはよく知っておられます。」イエスは言われた。「わたしの羊を飼いなさい。」

(ヨハネによる福音書21章17節)

食事の後、イエス様はペトロに語り掛けます。「わたしを愛しているか」と。ペトロはそれに対し、「わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存知です」と答えます。

ところがイエス様は、同じ質問を三回も繰り返します。「三回」と聞いて、ペトロがイエス様を「知らない」と否認したことを思い出す人も多いでしょう。ペトロにもその後ろめたさがあったでしょう。そして「あなたは何もかもご存じです」と正直に答えるのです。

このイエス様の言葉は、叱責ではなく愛だと思います。何度裏切られても、見捨てられても、わたしはあなたを受け入れてあげようと声を掛け続けるイエス様。その声は、わたしたちの元にも届けられるのです。