本日の通読箇所「創世記32:4~13」
ヤコブは非常に恐れ、思い悩んだ末、連れている人々を、羊、牛、らくだなどと共に二組に分けた。
(創世記32章8節)
神の御使いたちを見たヤコブは、20年前に自分がエサウに対しておこなったことを思い出したのかもしれません。彼は父イサクをだまし、エサウに与えられるはずだった祝福を奪っていました。
そのときエサウは怒り狂い、父イサクが亡くなったときにヤコブを殺そうと決意していました。生まれ故郷に帰るということは、兄エサウが住んでいる場所の近くに戻るということを意味します。ヤコブはそこで、先に使いを出すことにします。
するとその知らせを聞いたエサウは、400人を引き連れてヤコブの元に向かいます。自宅でヤコブを待つのでも、従者数人を従えて向かうのでもありません。400人を引き連れてくるのです。ヤコブは恐れ、策を講じ、神さまに祈ります。