日ごとの聖書(10月 26日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書3:31~36」

神がお遣わしになった方は、神の言葉を話される。神が“霊”を限りなくお与えになるからである。

(ヨハネによる福音書3章34節)

この31~36節は、誰の言葉なのでしょうか。30節から続いていると考えると、洗礼者ヨハネの言葉のようにも思えます。しかし内容をみると、そうでもないようです。福音書の記者であるヨハネが属していた共同体の信仰告白なのかもしれません。

上から来られる方というのは、イエス様のことでしょう。しかし人々は、その方の証しを受け入れることができませんでした。その方には神の霊が与えられ、神の言葉を語っているにもかかわらずです。

わたしたち人間はずっと神さまに背いて来ました。神さまがその独り子であるイエス様を遣わされても、その愛に気づくことができませんでした。しかし神さまは、それでもなおわたしたちを愛してくださいます。イエス様の十字架は、その愛のしるしです。