本日の通読箇所「使徒言行録28:23~28」
だから、このことを知っていただきたい。この神の救いは異邦人に向けられました。彼らこそ、これに聞き従うのです。」
(使徒言行録28章28節)
パウロは大勢のユダヤ人たちに、神の国とイエス様について語りました。話を聞いて納得した人もいれば、信じようとしなかった人もいました。わたしたちの間でもそうです。同じことを聞いても、受け入れる人とそうでない人がでてきます。
パウロはその状況を、イザヤ書を通して説明します。「心が鈍り、頑なになっているからだ」というのです。出エジプト記のときに主がファラオの心を頑なにされ、主の栄光が現わされた場面を思い起こします。
ユダヤ人の心が頑なになった結果、福音は異邦人へと向けられます。旧約聖書では救いはイスラエルから始まり、異邦人に広がると考えられていました。それが逆転するのです。後の者が先になるのです。