日ごとの聖書(12月 19日)

本日の通読箇所「ヨハネによる福音書18:19~27」

ペトロは、再び打ち消した。するとすぐ、鶏が鳴いた。

(ヨハネによる福音書18章27節)

イエス様への尋問と同時並行で、ペトロの物語が進行していきます。昨日の場面でも触れましたが、ペトロは決して逃げ回っていたわけではなく、大好きなイエス様を何とか助けたいという一心で剣を抜き、大祭司の中庭にもぐりこんだのです。

ペトロが三度もイエス様のことを「知らない」と言ったことを、簡単に「人間の弱さ」と結び付けてしまうのは、どうなのでしょうか。ペトロが他の弟子と同じように逃げていれば、誰かに尋問されることもなかったはずです。

あえて自らを危険な場所に起き、そこで弱さが出てしまったペトロ。彼はイエス様に見捨てられてしまうのでしょうか。決してそのようなことはありません。イエス様は弱さを持つペトロを、温かいまなざしで包み込んでくださいます。詳しくは12月30日の箇所で触れます。