日ごとの聖書(4月25日)

本日の通読箇所「使徒言行録21:27~30」

彼らは、エフェソ出身のトロフィモが前に都でパウロと一緒にいたのを見かけたので、パウロが彼を境内に連れ込んだのだと思ったからである。

(使徒言行録21章29節)

清めの期間が終わろうとしていたとき、事件は起こりました。パウロは神殿の境内にいたのですが、そのとき神殿の境内にいたトロフィモというギリシア人を、パウロが連れてきたとユダヤ人たちが勘違いしてしまったのです。

エルサレムにいたユダヤ人は、元々パウロを批判的な目で見ていました。だから以前パウロと一緒にいたトロフィモが神殿の境内にいただけで、「これはパウロの仕業だ」と騒ぎ立てたのです。

わたしたちにも、「思い込み」で物事を判断してしまうことがあると思います。「あの人は普段からああだから」といった先入観によって、誤った方向に事態が進むこともあります。パウロはユダヤ人に、捕らえられてしまいました。