日ごとの聖書(10月 3日)

本日の通読箇所「ルカによる福音書22:35~46」

そこで彼らが、「主よ、剣なら、このとおりここに二振りあります」と言うと、イエスは、「それでよい」と言われた。

(ルカによる福音書22章38節)

以前弟子たちが近くの町や村に宣教に出かけたときには、「財布も袋も履物も持っていくな」と言われていました。ところが今回は、財布も袋も持って行くように、また剣のない者は服を売って買いなさいと命じられます。この違いは何なのでしょう。

まもなく逮捕されることが分かっていたので、その備えをさせたのでしょうか。少しでも抵抗するように、弟子たちを仕向けたのでしょうか。剣を持つことによって、イエス様たち一行は「犯罪者」として扱われることになるでしょう。

そのあとイエス様は、「オリーブ山」に行って祈ります。マタイ・マルコでは「ゲツセマネ」と書かれた場所です。苦しみの中でイエス様は、「御心のままに」と祈られました。自分の思いではなく、神さまのご計画を優先されたのです。