日ごとの聖書(6月30日)

本日の通読箇所「詩編76:1~7」

そこにおいて、神は弓と火の矢を砕き 盾と剣を、そして戦いを砕かれる。

(詩編76編4節)

「イスラエルを救う主の怒り」:シオンの歌です。3節にある「サレム」とはエルサレムの古代名であり、「平和」という意味を持ちます。「エル」とは「神」のことですから、「エルサレム」は、「神の平和」となるのです。

神さまは弓と火の矢、盾と剣、そして戦いを砕かれます。兵器を粉砕することによって、シオンに平和の都エルサレムを作られたのです。力で制圧するのではなく、戦いそのものが成り立たないようにされたのです。

聖歌513番の一節にこのようにあります。「主よわが身を とらえたまえ さらばわが心 解き放たれん わが剣を くだきたまえ さらばわが仇に 打ち勝つをえん」。わたしの剣も、砕かれる必要があるのです。本当の平和は、そこから始まるのです。