日ごとの聖書(7月6日)

本日の通読箇所「創世記46:31~34」

この人たちは羊飼いで、家畜の群れを飼っていたのですが、羊や牛をはじめ、すべての財産を携えてやって来ました』と申します。

(創世記46章32節)

ヨセフが家族をファラオに会わせる前にゴシェンで待ち合わせしたのには、理由がありました。ヨセフは家族が一番平穏に暮らせる場所はどこかと考えていたのです。その場所が、彼らが落ち合ったゴシェンでした。

イスラエル(ヤコブ)とその家族は、羊や家畜を飼っていました。エジプトではそのような職業は、忌み嫌われていたそうです。ちなみにユダヤの人たちは、豚を飼う人たちを忌み嫌っていました。

「わたしたちは羊を飼う者です」、そのように言うことによって、ファラオは家族にゴシェンを与えてくれるだろう。それがヨセフの思惑でした。エジプトの中心地に呼び寄せたら、どのようなことに巻き込まれるかわからない、そのような思いもあったと思います。