日ごとの聖書(2月10日)

本日の通読箇所「使徒言行録8:14~17」

ペトロとヨハネが人々の上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。

(使徒言行録8章17節)

日本聖公会は、主教制を敷いています。主教の働きの一つに、信徒按手というものがあります。洗礼は各教会の牧師が授けますが、主教巡回のときに「堅信式」をおこないます。その中で「聖霊を満たしてください」と、主教が信徒の頭に手を置きます。

執事であったフィリポの洗礼は、イエス様の名によって授けられたものでした。その洗礼を受けた人々の元に使徒であるペトロとヨハネが行って手を置くことで、聖霊が降ったということです。

日本聖公会に所属する立場としては、主教が巡回して洗礼をすでにうけている信徒に按手する流れが想起され、特に違和感はありません。しかし主教制をとらない教派にとっては、議論が分かれるところだと思います。