日ごとの聖書(1月 27日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書8:28~34」

すると、町中の者がイエスに会おうとしてやって来た。そして、イエスを見ると、その地方から出て行ってもらいたいと言った。

(マタイによる福音書8章34節)

聖書には時折、とても残酷に思える物語が出てきます。今日の箇所にも、悪霊が入ったことで崖から湖になだれこみ、溺れ死んだ豚の群れがでてきます。豚も、豚飼いも、とんだ災難です。

聖書の中で「豚肉」は「けがれた」ものとされ、食べてはならず、死体に触れてもいけないとされていました。だからといって湖で溺れ死ぬのはかわいそうな気もします。

ただこの箇所で大事なのは、悪霊が墓に縛り付けていた二人の人を、イエス様が解放されたということです。死の淵から彼らが解き放たれたことが、大事なのです。そして悪霊は、豚と共に湖に沈んだということです。(やっぱりちょっとかわいそうです)