日ごとの聖書(2月 9日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書12:1~8」

人の子は安息日の主なのである。

(マタイによる福音書12章8節)

出エジプト記の中で、モーセは荒れ野で神さまから「十戒」をいただきました。そこには、このような戒めがありました。「安息日を心に留め、これを聖別せよ」。

神さまは天地創造のとき、6日でその業を終え、7日目に休まれました。そのことを覚えて、1週間のうちの一日、安息日(ユダヤ教では土曜日)には神さまのことを覚え、休みなさいと決められました。

最初は奴隷も家畜も休んでよいという恵みの日でしたが、次第に「これはしてはダメ」、「あれもダメ」となっていきます。人を生かすためのものが、人を殺すためのものに変わっていったのです。神さまの憐れみを、わたしたちも大切にしていきましょう。