日ごとの聖書(3月 22日)

本日の通読箇所「マタイによる福音書23:1~15」

律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。人々の前で天の国を閉ざすからだ。自分が入らないばかりか、入ろうとする人をも入らせない。

(マタイによる福音書23章13節)

マタイによる福音書23章には、イエス様が律法学者たちとファリサイ派の人々を激しく糾弾する言葉が並びます。わたしたちはこの言葉を、どのように聞けばよいのでしょうか。

律法学者やファリサイ派は聖書の中では悪く言われますが、彼らはいたって真剣に神さまの戒めを守ろうとしていました。しかし「彼らの行いは、見倣ってはならない。言うだけで、実行しないからである」とイエス様に言われます。

彼らは陰で戒めを破ったり、見えないところで罪を犯していたりしたわけではありませんでした。ただその行いや言動に「愛がなかった」のだと思います。どんなに正しく生きようとしても、他者に対する愛がなければ、無に等しいのです。