本日の通読箇所「マルコによる福音書3:7~12」
そこで、イエスは弟子たちに小舟を用意してほしいと言われた。群衆に押しつぶされないためである。
(マルコによる福音書3章9節)
「ガリラヤの風かおる丘で 人びとに話された 恵みのみ言葉を わたしにも聞かせてください」。日本聖公会聖歌集363番の1節です。イエス様の宣教活動の中心は、ガリラヤのカファルナウムでした。
エレサレムのような大都市ではなく、カファルナウムという田舎町で、イエス様は人々の間におられました。そして喜びや悲しみ、痛み、苦しみを共感されながら、神さまの愛を伝えていかれたのです。
イエス様が小舟に乗ったのは、一人でも多くの人に声を届けたいからなのかもしれません。イエス様の声はユダヤだけではなく、ティルスやシドンといった異邦人の地にまで伝わっていきました。