日ごとの聖書(5月 23日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書9:30~41」

そして、一人の子供の手を取って彼らの真ん中に立たせ、抱き上げて言われた。

(マルコによる福音書9章36節)

今日の箇所は、イエス様の二回目の受難予告から始まります。一度目の予告のときにはペトロがイエス様をいさめました。そして今回の予告の直後には、「だれがいちばん偉いか」を議論する弟子たちの姿が描かれます。

弟子たちにはイエス様の受難の意味が分かりませんでした。イエス様は弟子たちに、「仕える者となりなさい」と命じます。当時の社会における奴隷のように、最も低い所に立ちなさいという意味なのでしょう。

当時子どもは、人格を認められず、数にも入れられない存在でした。イエス様はその子を真ん中に呼び寄せ、抱き上げます。取るに足らないと思われていた子どもを受け入れることが、神さまの思いなのです。イエス様は小さな一人に仕えるため、十字架に進まれるのです。