日ごとの聖書(6月 8日)

本日の通読箇所「マルコによる福音書13:3~13」

引き渡され、連れて行かれるとき、何を言おうかと取り越し苦労をしてはならない。そのときには、教えられることを話せばよい。実は、話すのはあなたがたではなく、聖霊なのだ。

(マルコによる福音書13章11節)

ユダヤ戦争が起こり、エルサレム神殿が崩壊した頃にマルコ福音書は書かれたと言われています。人々は信仰の拠り所を失い、戦争や地震や飢饉の中で世界の終わりを想像し、不安の中で動転していました。

しかしイエス様は、それらのことは「産みの苦しみの始まりである」と言われます。決してそのようなことは小さなことだと言われているのではありません。どんなに苦しいことがあっても「わたしが共にいる」と約束されているのです。

神さまはわたしたちを驚くような場所で用いられるかもしれません。しかしどんな場所でも恐れることはありません。なぜならわたしたちは一人ではありませんし、聖霊がわたしたちの口を通して語るからなのです。